07年DES-TAIシリーズ 第二戦

 梅雨も間近の6月10日、大方の予想を裏切り絶好のサーキット日和となりました。
南九州はすでに入梅、オートポリス周辺も時間の問題、と思っていましたが、ここ一週間は雨の気配なし!!ということで駆け込み参加が多くなりました。いやいや天候に左右されるのはわかりますが、主催者としてはもう気が気じゃないです。どうか皆さん早めの参加表明お願いしますね!!
  今回は、EUROが10台、シニアが12台の参加です。その中には、真新しいポルシェ997GT3RSというとんでもないスーパーカーでEUROだけでは満足できないと、シニアとのダブルエントリーを申し込まれた凄い方も・・・午前中がEURO、午後からシニアという時間割にもよるんでしょうが、目いっぱい、サーキットバカンスを堪能されてたみたいです。

EURO CUP
今日は、話題が二つ!!ポルシェGT3RSでダブルエントリーの春岡さん、まずはEUROで肩慣らしです。そして初参戦のニューゴルフGTiです、2リッターにターボという新エンジン、はたしてどのような戦闘力があるのか?ドライバーの畑田さんは、オートポリスは初めてだそうですが、話に聞くとジムカーナー、カートの経験者だそうで、フロントブレーキ、ホイール以外はすべて吊るしの状態、ラジアル、ナビつきで30秒が目標だそうです。まぁ〜〜ポルシェ、BMWだけじゃなく、EUROなんですからいろんな車種が加わると見てる方も楽しいんですよ、それで残念ながら私は今回は見学に回りましたが、灰色竜巻号のパワステから少々オイル漏れがあり、関係者でもあり皆さんに迷惑かけられないということで残念ですがコース外からのレポートとなりました。
  グリッドは964ターボの河野ジュニアを先頭に、春岡GT3RS、3番手には懐かしい遠藤さんの993カレラが並びます、そして、BMWのトップは4番グリッドから吉川M3C、江崎ポルシェ951、藤原E30M3、松木E46M3 と続きます、畑田ゴルフは初参加の為、最後尾からのスタートとなります。ブリーフィングで「1周目は無理しないように、どうか穏便にスタートしてください、性能差は相当あります、焦らなくても速い車は速いんですから・・・」とお願いして私はビデオ持って、1コーナーのポスト下で観戦です。陽炎の中、整列が終わり、こちらから見ると異様な雰囲気、緊張が高まります。そしていよいよ時間です。陽炎の中微かにレッドシグナルが点灯!!そして消えたと思ったら、スゥーッと隊列が乱れてスタートです。でもこの位置から見てるとサイレント映画のようで、爆音もなくこちらに近づいてきます。
1コーナーは、ポールショットで河野964T、続いてオレンジのGT3春岡、なんとゴルフの畑田は中段の吉川M3Cの後ろまでジャンプアップして通過です。でも外から見てると、ユーロは静かなんですね、スルスルスル〜〜と全車通過です。皆さん自走でサーキットまで来て走行楽しんだら、自走で帰られます。ちゃんとその辺はわきまえての参加なんですね!?でも実際に走るほうになるとなかなかの迫力なんです、サーキットは走ることがやっぱりスポーツなんですね、結構な汗かきますから・・・
1周目、早くも964TとGT3RSが抜け出してくる、3番手には遠藤993カレラ、そのすぐ後ろに吉川M3Cと江崎ポルシェ951、畑田ゴルフは身を捩じらせて凄いコーナリング、今日がこれも初めてという草野ポルシェ944も危なげなくマイペースで楽しんでいるようだ。松木E46M3対藤原E30M3の戦いも面白い、ストレートで稼ぐE46にコーナーで詰めるE30と言う図式が終始繰り広げられている。トップ2台は2分09~12秒台のペースでぶっちぎり、3位も序盤のBMWの猛追をようやくかわして、遠藤カレラが死守したようだ。

凄いのは畑田ゴルフ!!江崎951のスピンに乗じて、なんと吉川M3Cの真後ろまで来ている。場内放送もこれに気づき、ゴルフにやんやの声援だ。「最後尾からゴルフが来てますよ、初めて見ましたあれターボですか??ストレートBMWを詰めてますよ」とびっくりのようだ。後半タイヤがたれて春岡GT3は少しづつ河野964Tから遅れていくが、観客サービスを存分にやってくれました。ジェットコースターからの右コーナーや、登りブリッヂ下などでお尻出るだけで心臓に悪そうなのに、高価なRSで華麗なドリフト走行を毎周見せてくれます。そして7周、河野964Tが最初のチェッツカー、続いて春岡GT3RS、3位には何とかBMWから逃げ切った遠藤カレラが入賞、そのあとはBMWの吉川M3C、スピンから何とか挽回した江崎ポルシェ951が、畑田ゴルフの前で辛くもゴール、全員無事に生還を果たしました。2位の春岡さん「タイヤがだめだ!!これよく滑るわサスもいまひとつ、別にドリドリやりたいわけじゃないから・・・仕方ないこのままでシニアも走らなくちゃ」と少々落胆、でも10秒台です。さすがRSそのポテンシャルは並みのノーマル車じゃないですね。またゴルフの畑田さん「ゴルフ仲間が、ノーマルで30秒は難しいと言ってたので、どんなもんかと走ってみたけど、まさか24秒までいくとは・・・」とこちらは大満足、そして秋までには足やデフ、そして軽量化で、2分15秒きるようなの作ってきますと凄い宣言を・・・
今回シニアに参戦の工藤さん「そりゃ頑張らんといけんね、15秒ならわしのMクーペと変わらんもんね、今度のゴルフ凄いんやねぇ〜」とライバル出現に楽しそうでした。
ミシュランのパイロットスポーツCUPからフェデラル595RSに変えて挑んだ松木さん(E46M3)は「前のよりグリップしてるみたい、国産Sタイヤにはかなわんけど、通勤からサーキットまですべてこなすにはベストなタイヤですよ」と話してました。
その同じタイヤで痛い目に合った春岡さん、走行前に私が「タイヤは交換しないんですか?」と聞いたら「これが一番から着いてきてたから、これSタイヤと同じらしいよ、このままで走るから」といわれてましたが、終了後「ポルシェ何考えてんだろこのタイヤ絶対だめ!!これならフェデラルのほうがいい、1本の値段で3本買えるし」と少々ボヤキ気味でした。確かに河野さんと同じSタイヤだったらたぶん10秒は楽に切れてたようですよ、でも「もうポルシェはやめた、やっぱりフェラーリで出よう!?」と春岡さん凄いお言葉でした。新たな参加者と久しぶりの参加者そして常連さんで楽しくEUROは無事終了となりました。

DES-TAI シニア カップ
  こちらは相変わらず、九州最速バトルです。速さだけじゃなくテクニックも公認クラス以上のベテラン揃いです。去年のスーパーGT前座でぶっちぎり優勝した鷹取シルビアを筆頭に、ランエボの横通さん、そしてスーパーセブン軍団、軍団長は御大工藤さんそして、酒井さん、3日前にバルブ突いてあきらめかけて根性で修理してきた、暴れん坊広本さんに桑島さん吉田さん、ドリームから岩永シルビア、毎回参加のRX7(FC)の小山さん、中洲屋台シルビア西津さん、そしてスーパーセブンがミッショントラブルで急遽マツダロードスターで参戦となった宮本さん、もちろんダブルエントリー春岡さん(ポルシェGT3RS)の総勢12台です。
予選は、15分間のフリー走行、スーパーセブン軍団が、まるで金魚の糞(失礼)のようにシルビアやランエボの後ろに1台ならず2台3台が連なって走っている。第二ヘヤピン今回リヤGTウイングを装備して望んだ岩永シルビアが、大きくしりを出してハーフスピン、後ろでセブンが、ドギマギと言うシーンも見られました。鮮やかなニューカー、オレンジのGT3RS春岡さんは、なにやら作戦を立てたようで、スローインファーストアウトを実績中のようです。横方向に弱いミシュランを上手く使えるかが課題らしい??
そしてタイムはぐんぐん上昇していく、今日は少しゆっくりかなと思っていましたが、この気温上昇の中、鷹取シルビアはキッチリ、今日のゴールドカップ全体の最高タイム2分01秒836をたたき出してしまった。2番手はランエボやんちゃ号の横通さん、そして三番手争いはスーパーセブン同士の戦い、最後の最後に2分06秒114で酒井さんが工藤さんを0.611秒抑えてゲットでした。予選後、春岡さん「コーナーゆっくり、前向いてから加速!!と思いながら走ったけど、やっぱり横むくんだよなぁ〜〜」と少々不満気味、タイムはユーロ決勝で出したタイムに1秒及ばず2分11秒712でスーパーセブン勢の後ろ8番グリッドでした。
そしていよいよ決勝は15時からゴールドカップレースの大とりとしておこなわれます。
各車、コースを1周して各々グリッドへ着いていきます。ドライバー紹介があり、何時ものように今日はアナウンサー、DES−TAIの由来を説明しています。
「DES−TAIって、熊本弁の“よかデスタイ“から来てるって知ってます?」女性「えぇ??私熊本なんだけど!そうなんだ、へぇ〜〜知らなかった、もっと過激なもの想像してた」「そうですよね、なんでそうなったのかはしりませんが方言から取ったらしいですよ」「へぇ〜そぎゃんですか、面白かデスタイ」なんて又適当な事を・・・
本当はその昔、ポルシェクラブの田中氏により名付けられたものなんですね、それでたしかに九州の方言と言葉のごろあわせでDES−TAIとしたそうです。田中氏は他にもカレラエキゾチカという命名もしています。こちらはポルシェやフェラーリと言ったスーパーカーの模擬レースの名称として使われていました。その昔は“DES-TAIカレラエキゾチカ”としてTVで放映された事もあるんですからね、でもDES−TAIというのは九州を代表するアマチュアイベントとしてもう15年も続いてるんです。ここまでなったのも田中氏のおかげです感謝!!最近走りに来ませんがどうしてます、元気してますか!?
話し戻りますが、フォーメーションも終わりいよいよスタートの瞬間です。さぁ〜九州最速バトルの始まりです。レッドシグナルが消えると今度は1コーナーまで爆音が轟きます。おや!?ポールの鷹取シルビアが遅れてるような!?包み込まれるように白い車体が消えていきます、そして轟音と共に最初に1コーナー曲がって行ったのは、ランエボ、その真後ろで又も白煙上げながらのブレーキングは工藤スーパーセブン、そして怒涛のようにその他色々が駆け抜けていく、鷹取シルビアがどこを通ったのかは見てません、それほど混雑していました。しばらくの静寂のあと又最終コーナーから飛び出してきます。そう1コーナーから望遠で見てるとそんな感じでストレートに出てくるんです。そしてだんだん音も車も大きくハッキリとなって、1コーナーシフトダウンの音と共に曲がっていきます。あら?いまの先頭は鷹取シルビア!?もう挽回してトップで帰ってきたようです。それに白煙上げて2番手で通過した工藤スーパーセブンずいぶん後ろにいますよ、何かあったみたいですね、場内放送も聞こえないくらいの接近戦で次々と通過していきます。
それから私は後半の登りセッションを見るためブリッヂ下に移動しました。ここもなかなかの見所です。特に春岡GT3RSは見ごたえ十分、タイヤのスキル音と共に、華麗なる横向き走法で駆け上がって行きます。ここで見てた観客の皆さん楽しそうでしたね。
ランエボもシルビアもお尻押さえつつの走行です。スーパーセブンはクルリと回りこむ感じなんですね。そのうち岩永シルビアがなにやらスローダウン、そのままピットへと戻ったらしい。大丈夫なのか??レースは徐々に差を開いた鷹取シルビアが後半は5秒台にペースを落として(落としたうちに入るのか、私ら必死こいても出ないタイムです)クルージング状態、余裕のチェッカーでした。2位には横通ランエボがそして熾烈な3位争いは、強敵工藤さんがこけて坂井スーパーセブンが表彰台でした。
その工藤さん、「1周目、ブリッヂ下で1回転した」そうで、同じスーパーセブンの広本さん「目の前でクルクルされて、右1車線でようやく抜けられた」そうでした。でも工藤さんそこから追い上げて5位まで来てるというのは只者じゃないですね。
スーパーセブンが壊れてマツダロードスターでグリッド着いた宮本さんも予選は21秒でしたが決勝ではちゃんと17秒台まで持ってきています。絶好調ならロードスターで10秒近いとこまで行けると豪語してらっしゃいましたが、流石です。本当はスーパーセブンで表彰台の真中の予定だったそうです。優勝の鷹取さん「今日はタイヤがなくて、お古の使い古しだったんで、雨ならどうしようと、でも晴れて最初はよかったけど後半はタイヤが心配で・・・」だそうでした。スタートの話しは「いやぁ~私はスタート遅いんですよ。
何時も失敗してます」だそうです。まるでGT300にでも出てきそうな凄いシルビアです。これからも頑張ってください。途中リタイヤした岩永さんはパイプが外れてただけだそうで、帰りに支障はないということらしいです。参加者すべての方が予選よりいいタイムで決勝走りました。次回は9月、EUROも予選決勝の予定です!?又皆さんの凄い走りを見れるの楽しみにしています。誠にご参加ありがとうございました。

 
レースリザルト
EURO CUP
1位 河野雅美 ポルシェ964T (ベストラップ 2分09秒373)
2位 春岡龍男 ポルシェ997GT3RS
3位 遠藤靖和 ポルシェ993カレラ2
DES-TAI シニア CUP
予選ベストタイム  鷹取剛司  TAKATORIシルビア  2分01秒836
1位 鷹取剛司 TAKATORIシルビア(ベストラップ 2分02秒741)
2位 横通英治 ランエボやんちゃ号
3位 坂井美裕 スーパーセブン