DES−TAI CUP EURO&SENIOR

今年もいよいよ後半戦、秋風爽やかな阿蘇の大地で、思う存分愛車を走らせよう!!と思ってたんですがね!?9月2日、雨の気配もなく朝10時に集合したユーロな方々も今から始まる戦いを前に和やかに談笑していましたとさ・・・え??まさか??そうなんです!!せっかくの予選決勝のDES−TAI方式なのに、なんと予選開始前に突然の雨雲、走行中のカートがあちこちにとっちらかって、ついにコースクローズド、その後、待てど暮らせど回復の兆し無し、とうとう決勝時間を迎え、一段とひどくなる雨と霧に、やむなく撤収となった次第です。と言う事でゴールドカップ300km耐久が行われる9月16日午前中にシニア、ユーロ混走でやるしかないと言う事になりました。ところがですよ、熊本では秋の藤崎宮大祭の前日、3連休のど真ん中、その上またまたこんな時に最悪の台風情報が・・・
ひぇ〜〜又中止になったらどうしよう、と心配です。エントラントの方々もまさに日和見と言う事でエントリーがなかなか集まりません。台風は九州を狙ったように虎視眈々と北上の兆し、前日には明日は九州地方絶対雨という予報まで、もうどうにでもして、と言う感じです。ところがその夜の台風情報では九州には影響なさそうだと言う、しかし雨は降りそうと言う事で、中には「どぎゃんすっね?」(熊本弁でどうしましすか?)と問い合わせてくる方も、もちろんオートポリスは“雨はケッコウ、霧ならゴメン”と言うスタンス「もう今頃言うたっちゃどぎゃんもならん、なんさま行って見るしかなかデスタイ」と言うことで、朝5時出発で山登り(オートポリス行き)することに、ところが朝、空にはお星様がキラキラ!!「こらぁ~晴れバイ」と喜び勇んでいざ出発です。オートポリスに着くころには気持ちいい夏空!?が広がっています。そうなんです太平洋高気圧が頑張ってくれたお陰で台風さんは九州に近づけなかったらしいのです。(ラッキー\(^0^)/しかしエントラントは大混乱、はたして何台がたどり着いてくれるのか?それにトラブル情報も・・・
今日の本命、鷹取シルビアが昨日張り切りすぎて?練習中ミッショントラブルを起こしあえなく走る前にリタイヤとなりました。また急なご不幸の為に急遽参加できなくなる方、出張先で接待されて帰りの新幹線に乗りそこねた、なんて話もありまして、逆に中には「走る予定してなかったけどやっぱ走ろっかな台風いないし・・・」と言う方もいたりして、今回だけはオートポリスも融通利かせてくれて、走れない方のゼッケンを回してくれました。そんなこんなで、たどり着いていただけたのがシニア4台、ユーロ7台、少々少ないですがまぁ~~事情が事情ですから、寂しいけど・・・ そして実は本日受付で懐かしい方が、「お久しぶりです」と挨拶に来られました。そう1995年忘れもしない日本到着間もない“シュニッツァーS3スポーツCSL(灰色竜巻号)”を全国区に引っ張りだしていただき、また当時最高の評価を下していただいたベストモータリングビデオでお世話になったレーシングドライバー大井貴之さんじゃないですか。聞けば本日のゴールドカップ耐久に助っ人参戦らしい!?ご存知の方もおいででしょうが氏はスーパー耐久やスーパーGT、またポルシェカップに参戦、そのほか雑誌、ビデオで有名な方なんです。10数年ぶりに見る灰色竜巻号に「なつかしいなぁ〜、こいつはあのころ凄かったんですよね」と懐かしがっていました。今日DES−TAIにご参加のスーパーセヴン宮本さんのチームで耐久参戦らしいです。そんなこんなで今日こそ走るぞと言う面々で少ないながらに盛り上がってます。他のクラスもツーリングカーが5台、300km耐久も20台前後と地球規模の迷惑行為に少々振り回されたゴールドカップです。

 

予選
そして予選です、しかし太平洋高気圧はいいんですが暑いです、朝8時の時点で28度近くまで上がっていますよ、風もなんか生温いんです。今日はDES−TAI、ユーロも予選があります。そこで一瞬ひらめきました私は賞典外参加なんで「そうだ灰色竜巻号に太井さん乗ってもらおう!!」と言うんで、お願いしたら「そりゃ喜んで、久しぶりもう10年はたちますね」と快く引き受けてくれました。10年間でいろいろ変わった仕様を説明して、いざ出撃です。私も自分の車の走る姿なんてめったに見ないわけですから、ワクワクドキドキで、ピットから見学です。最初に出て行ったのは、ランエボやんちゃ号の横通さん、タイムは当然10秒きりの一桁の予定、続いて、あららら??あれはシュニッツァー!?太井さん、続いてポルシェ993RSの板阪さん、そのあとに工藤御大を筆頭にスーパーセヴン軍団が爆音轟かせて出て行きます大井さん大丈夫かな、幾らなんでもあれじゃ後ろから追い立てられるだろうに・・・と少々心配です。ところが1周目、ランエボ通過して最終コーナー見ると、ものすごい勢いで真横に吹っ飛ぶように、見覚えのある灰色の・・・あ!!太井さん速えっ!!ストレートいつも見慣れたBMWのスピードじゃ無いような!?後ろからポルシェの板阪さんが、「あぁ〜〜1コーナーまでに抜かれるかな?」と思って見てたら、そのままより少し距離が開いたような????「うひゃシュニッツァーってあんなにストレート伸びてたっけ?」と半信半疑、まもなく2周目そのままの順番で通過していくではないですか、しかも後方を引き離しながら・・・なんだそりゃ、マジうちの車??と言う感じです。そのうち場内放送が「横通選手がトップタイムですね、そのあと工藤選手スーパーセヴン、3番手にアパルーサシュニッツァー、ほう!?BMWがきてますよ」なに!!間違いじゃないの広本さんでしょ、板阪さんでしょ、宮本さんもいるしそんなはずは・・・と唖然です、走ってる姿見ると立派なDES−TAIマシンに見えます。そうこうする内に10分ほどで大井さんピットに戻ってきました「やっぱり楽しい車ですね、昔よりずいぶん進化させましたね、ブレーキちょっとプアーになったんで用心してやめました」とほぼ満点の評価をいただきました。「お疲れでした、しかし1コーナーどこまでアクセル踏んでるんですか?」と聞くと「うん〜〜と忘れた、普通ですよ詰めれば100m過ぎまでは行けると思います。たぶん120〜130mくらいで安全にブレーキングしてたんですけど」「そうですかありがとうございました」と言いながら「なに俺と50m以上違う、そこまでアクセル踏んでると言うのも、しかも曲がると言うのはどういう??」とプロのテクニックに愕然、脱帽でした。そして予選結果はポール横通ランエボ 2分04秒445 2番手工藤スーパーセヴン 2分07秒146 そしてなんと3番手 アパルーサシュニッツァーCSL 2分10秒308 ジャジャジャジャ~~ン、なんと私の車が10秒台ですよ、しかも大井さん曰く「これからタイムアタックしようと思ったらブレーキが甘くなって」だそうです「気温も高かったし、ブレーキ強化したらもう少し行けると思います」と後でアドバイスいただきました。ドラミの時「うわ~~なんね!?このタイム、急に速ようなって、なんばしたと?カムねコンピューターね」と皆さんから言われました、ドギマギです^^; 言いたくなかったけど「いや、私はピットで見てたんで・・・どうしたのかな??」なんて・・・。もちろん決勝は最後尾に回ります。それにこの辺、まわりのメンバー見たら広本スーパーセブンに板阪993RS、宮本スーパーセヴンと何時もの強豪が10~11秒台にひしめいてます、ここからスタートする勇気もなく、一応オープン参加なので参考タイム(もちろんです)としていただいて、すごすごと後ろに下がることに、それに約束してた松木さん(E46M3)の走行状態を撮影するため、カメラカーを勤めなければいけないんで・・・

   
決勝  
朝の10時ですが、レーシングスーツにヘルメットかぶって窓締め切るともう汗ダラダラです。 気温もさることながら台風に向かって湿った風が吹き込んでるらしく、体感温度は最悪です。私はフォーメーションの間、エアコンオンにしてました。(^0^)少しだけ雨粒も落ちだしたような気がしますが、路面をぬらすようなことはなさそうです。今日の決勝はDES−TAIなので、フォーメーションがあります。グリッドについて選手紹介の後、全車1周のフォーメーションラップをこなして、ダミーグリッドに着きます。やがてグリーンフラッグが振られ、レッドシグナル点灯!!ここまでくると自分の立場忘れるんですね、胸は高鳴り、前方を注視、消えた!!と思った瞬間、斜めに飛び出していました。最後尾からポルシェ2台の間をすり抜けて全力で加速です。
しか〜しここで「いかんいかん今日はカメラカーだった」と思い直してうまい具合に松木E46M3の後ろに入りこみました。 この辺りは高村ポルシェ964や里村ポルシェGT3などがひしめき合っての走行です。3周ほど松木さんの後ろから映して1コーナーで前に出て今度は引っ張る事にしました。まぁ〜私ごときが引っ張ると言うのも失礼なんですが、約15年間一度もグラベルに出た事ないのが自慢の安全運転教室をやりました(^^ゞ そしたらまだ5周目なのに激しくブルーフラッグが振られます。「え!?もう後ろから?」そうなんです。トップの横通ランエボが迫って来てるんですよ、27~8秒で周回してると04秒台のマシンは5周で追い着くんですね!!さすがシニアクラスです。
そして黒いGT3里村さんが少し抜け出しました、それにくっ着いて私も少しだけペースアップです。2ヘヤ手前で里村さんにインを開けてもらい、先に行かせていただく事に、でもずいぶん先は離れてるようで単独走行です。そのうち2番手の工藤さんが、黄色いスーパーセブンで追い着いてきました。先にやって、ほんの半周後ろにつきましたが、これマジで還暦過ぎた人の走り??と思うくらい激しいんですよ、お尻出そうなのを強引にソーイングで押さえながら、1コーナーは白煙上げてブレーキングです、いやいやたまげました。1周もしないうちにそのまま視界からいなくなってしまったんで私はペース落としてまたクルージング、実はいつも7周なのに、10周となると体力気力とも持たない??あとでまた工藤さんに怒られそうですが・・・それで太井さんが言ってたブレーキ強化の話なんですが、私の走り方(15~17秒)じゃ問題ないような??やっぱり次元が違うんでしょうかねぇ〜『プロとアマの違いはブレーキの使い方』と言う話聞いたことありますが、確かに!!大納得です。私はどうしても1コーナー150m手前でアクセル戻してしまうんですね、習慣と言うか頭がそうさせるんですが、きっちり150mまでアクセル踏んでればだいぶ違うんでしょうが、なかなか度胸が・・・小心者で(―_―)!!
そして、ようやくチェッカー(9周しか走ってません(-_-; )です、内心ホッとしたりして・・・(^0^)
トップは予定通り横通ランエボやんちゃ号、2位は鉄人工藤さんのスーパーセヴン、3位には宮本スーパーセヴンがオーバーヒートの為リタイヤして広本スーパーセヴンが入りました。またユーロクラスは1位(総合4位)には予選を上回るタイムで激走した板阪F9ポルシェが、2位にはなんとラジアルながら大健闘の久保ポルシェ993が必死に追いすがる吉川BMW-M3Cを押さえてゴール、吉川BMWは、わずか0.435秒差で3位となりました。表彰台で横通さん、「真中は気持ちいいです、家族に見せたい」とニコニコでした。2位の工藤さん、「今日はタイムがのびんでねぇ~~、明日出直しタイ」と、次のレースに頭切り替えてました。凄い!!明日もマジ走る気です。宮本さん「工藤さんに追い着いてたのに、水温が・・・残念、明日は負けんバイ頑張るぞぉ〜〜」ともうスーパーセヴン軍団恐るべしです。ユーロクラス3位の吉川さん「ポルシェ、ストレートが速くてどうしても前に出れなかった」と悔しそうでした。また撮影させていただいた松木さんのE46M3、ストレートは流石に速いんですよ、ビデオ見て研究して、2分20秒切れるように皆でお勉強しましょうね、そしたらSタイヤ付けて・・・ね。
又次回、11月18日、ゴールドカップDES−TAI最終戦です。今度は何事もなく沢山の方がご参加されることをお待ちしています。また今年からDES−TAI及びEUROは公式にオートポリスゴールドカップシリーズのカテゴリーとして、承認された準格式4輪競技となっています

 
DES−TAI シニア&ユーロ リザルト
予選 ベストタイム 横通 英治 ランエボやんちゃ号  2分04秒445
ユーロトップタイム 板阪 英俊 MMI・F9ポルシェ  2分11秒379
参考タイム 大井 貴之 アパルーサシュニッツァーCSL 2分10秒308
シニアクラス  
1位 横通 英治 ポルシェ964T (ベストラップ 2分09秒373)
2位 工藤 健二 スーパーセヴン
3位 広本 賢郎 WIND KISS スーパーセヴン
ユーロクラス  
1位 板阪 英俊 MMI・F9ポルシェ
2位 久保 孝治 ポルシェ993
3位 吉川 正一 BMW E36M3C