07年ゴールドカップ DES−TAIシリーズ

                              第1戦 オートポリス  3月25日
  今年の始まりは春の嵐でした。
前日は熊本地方、梅雨を思わせる大雨でした。年度末で天気が悪いと言う事で残念ながら、各クラスとも参加台数が集まらないと言う話です。N1クラスは急遽中止になるなど、少し寂しい開幕戦となりました。ギリギリまで日和見と言う方もいたようです。
当日の明け方、ようやく雨はあがってきましたが、熊本から見る、阿蘇山はどんよりとした雲の中です。天気予報は次第に晴れるという予報なんですが・・・
大津までは、雨もなくちらほらと咲き始めた桜をめでながら快適なドライブでした。ところが!!ミルクロードに入て、少し標高が上がってくるともう辺り一面凄い霧が立ち込めていました。まるでミルクをぶちまけたように真っ白!!前を行く5m先の車が見えないんです。ヘッドライト点けてはいるものの、テールレンズも確認困難な状態です。オートポリスに電話入れると「ただいま何も見えません、気をつけて上がってきてください」とまるで他人事のような「でもこれ晴れますから大丈夫!!」とこれまた自信満々の答です。確かに勝手知ったる、地元の見解です。
「あらそうなの!?そいじゃ行くわ」くらいしか言えませんでした。
でも登るにつれてまったく隙間もないくらい霧が濃くなっていくんですよ、普通ならどこかで霧が晴れる場所があるんですがもう延々と続きます。こういう時にこそリヤフォグと言うのが役に立つのですよ!!よく街中ですべてのライト点けて、真後ろに着いた車の迷惑(まぶしいんですよ)も考えないアホなドライバーいますが、リヤフォグとかはこんな状況で、後ろのドライバーに自分の車の位置を知らせる目的の為に使うんですよホントは、事故防止のためにね!!飾りじゃないんですよ!!とまぁ〜〜話しそれましたが、オートポリスに着いても辺りは真っ白。、こりゃ大丈夫なの??と思いますよね8時を過ぎた頃、幾分晴れては来たものの、エントラントが集まるころになってもまだコースは霧のかなたです。
路面もまだ十分な水分がのこっています。それでついに1時間遅れでのタイムスケジュールとなってしまいました。
皆さん無事に着いてよかったです。中には車の中で仮眠とってて、何時までも夜が明けんと勘違いしてた人も・・・


シニアカップ
今日は、せっかく1年ぶりに復帰するはずだった、博多鳶RX7の滝山さんが昨日「エンジンオイルに水が回ってる」と連絡があり残念ながら走行できないらしい、これで参加台数は7台と言う事に、天気にも見放されたとは言うものの少し寂しいですね、しかし何時も元気なシビックの小田さんやAE86激速のお馴染み、RGM田中さん、そして、去年のスーパーGTツーリングカーでぶっちぎりの速さで勝ったシルビアの鷹取さん、など速さに関しては問題ないみたいです。今年から少しだけレギュレーション変更と言うか、お願いですけど、できればSタイヤにしましょうとお願いしたら皆さん、Sタイヤで参戦いただき、大変感謝しています。これはライセンス無用の走行会と言うカテゴリーだと言う事、またユーロからもDES−TAIに挑戦しやすいようにと言う配慮からです。皆さんのご理解が得られたようで大変嬉しい限りです。
さて予選の時間になっても、少しだけ霧が残っています。また路面も半渇きの状態らしい、果たして・・・??
予選は容赦なく15分のみ、この間にベストタイム出すのも大変でしょうね、まずは皆さんコースの状態を確かめるように、30秒台からはじめてるようですね、その中でどうもRGMシルビアの山浦選手が調子悪いようなんです。
そして、もう一台のRGMか〜ちゃん86田中選手が一気に15秒を切ってきました。田中選手は条件が悪い時ほど上位に顔を出すんですよ、雨にはめっぽう強いようです。半渇きの路面を上手く捉えたのか、鷹取シルビアを5秒も離して堂々のトップです。タイムは2分12秒868、路面はまだウェットまでは行かなくても相当ズリズリ状態に近かったと思いますが、2番手は今日滝山RX7が欠場で、優勝候補ナンバーワンと思われる鷹取シルビア、そして3番手以降は小山選手のプロジェクトFC、4番手に最小排気量の小田シビックが、残念ながら山浦シルビアは予選タイム計測出来ずで終わったようです。
決勝は、FJやツーリングカーの予選終了後におこなわれます。天気は徐々に回復してきて時折、晴れ間も見えるよ。
ように・・・。決勝のコースインの頃には、ほとんどドライになりました。台数少ないといっても決してレベルが低いわけではないようです。果たしてどんなバトルが展開されるのか??
選手紹介が終わり、フォーメーションラップが終わり、いよいよ07年度DES−TAIのスタート時間です。
信号と呼応して高鳴るエンジン音が一段とはじけて、全車1コーナーへ、先頭はRGM86田中選手、そして予選で調子悪かった同じRGMの山浦シルビアが最後尾からジャンプアップしてきている。後方は西津シルビア、小田シビック、小山FCが団子状態で接戦を繰り広げているようだ。その中で優勝候補と思われた鷹取シルビアがおかしい??
直線をあえぎあえぎ走っている。どう見てもエンジンがおかしいようだ。その間に田中選手が独走態勢に、路面も乾き、何時ものDES−TAIペースでラップを重ねている、8秒から7秒そして5秒を切って、ついに4秒台を記録「え!?86でしょう??速すぎ!?」と場内放送も・・・一時は遅れかけた鷹取シルビアも中盤調子が戻ったのか5秒台まで回復させて、2位の座を確保してきた、しかしすぐ後ろにはRGMシルビアの山浦選手が張り付いている。
また後方では、小さなシビックがシルビアの後ろに張り付いて大健闘、16秒台で攻防を繰り返している。ある意味トップよりこちらの方が面白そうだ、西津シルビア、小田シビック、小山FCすべて16秒台で、バトルを繰り返している。速さだけじゃないレースの面白さがそこにはある。トップのRGM86田中選手は一人旅、後半は余裕でクルージングを楽しんでいた。2位争いは、後半またまた、エンジンの不調が再発して、勝負できない鷹取シルビアが山浦シルビアに先行され、悔しい3位後退だ。そしてレースはそのまま、RGMか〜ちゃん86の田中おさむ選手が独走で優勝!!2位には予選ノータイムから駆け上がって、同じRGMシルビアの山浦選手がワンツーフィニッシュで、3位には不調のマシンをだましだまし(それでも5秒台を記録)何とかゴールした鷹取シルビアが入りました。そして残りの3台は最後まで息を抜けない激しいバトルを展開しつつ、あいつでゴールでした。
これまでとメンバー違う表彰台も爽やかな笑顔も新鮮なDES−TAI開幕戦でした。

DESTAI シニア表彰順位
優勝 田中おさむ RGMか〜ちゃん86
2位 山浦 賢一 RGM13+15シルビア
3位 鷹取 剛司 TAKATORIシルビア



ユーロCUP
 
こちらもいろいろあるんですよ、まず間に合うかどうか、今日朝一番で札幌から帰ってくるというクルクルクMク―ぺの瀬戸さん、またいつものアイディングが直前の点検でエンジン不調がわかり急遽通勤快速のE46M3CSLでの参加となった脇さん、その他何時ものメンバーで今日は速いポルシェ勢が不参加の為。BMW6台にポルシェ2台と言うことになりました。これは誰もが表彰台の可能性ありと言うまたとないチャンスでもあるわけです。
私も約1年半ぶりに灰色竜巻号が調子をとりもどしたようなのでテスト参加です。今日のグリッドは2月のDES−TAIテストデイの時のタイムと参加状況で決めました。まずポールは毎回参加していただいてる皆勤賞の吉川さんBMW M3Cです。セカンドポジションはE30M3ながら20秒に迫る勢いの藤原さん、そしてその後ろにポルシェ944の江崎さんと言う布陣です。E46M3の松木さん、ポルシェ968の松隈さんもいます。また当然ポールの予定だった、脇さんは愛機E36アイディングSVからE46M3CSLでの参戦に変更の為、後ろからゆっくり行くそうであえて後ろのほうに並べさせていただきました。そして、赤のMクーペ瀬戸さんは、今回出張先の北海道から列島飛び越えて朝一番の飛行機でまさに飛んで帰っての参戦です。「もしも間に合わないならごめん」と言う事で去年12月に17秒台に入り上り調子なんですが、一応一番後ろに並んでもらう事に、そして最後列に、皆さんの邪魔しないように私が並ぶ事になります。私は今回は賞典外でテスト走行の為皆さんのお邪魔をしないように途中で消える予定です。それでここからはまた私が見た範囲のレポートになります。
それでひとつ気になる話が… それは場内放送です、何時も場内放送してくれて嬉しいんですが、いまひとつBMWに対する知識がないんですね、悪いけど!!今日も選手紹介で「脇選手今日は車違うみたいですね、何時ものでかい羽の付いたやつじゃないですね、あれ新車じゃないのかな高そうですね」「あらそうなの何時もはもっと派手なの?」「そうそうアイディングとか名前つけてるやつで、これがまた速いんですけどねあれも高そうだけど、また買ったんでしょうかね?そういえば岡田選手のBMWシュニッツァーとか言うのもありますね、シュニッツァーと言うのはBMWのレース部門に関係してる会社の名前でマカオグランプリとかで優勝もしてる有名なチームなんですね、そのネーミング使ってるんでしょうね、まぁ〜サーキットネームはなんでも良いんで、楽しいですよね、クルクルMクーペとかもいらっしゃいますし岡田選手は以前は灰色竜巻号とか言ってましたしね・・・」なに〜〜!!あぁ〜〜あぁ好き勝手一手からにもう・・・と少々テンション下がったりしましたよ。
お願いだからちゃんと取材して話してよ、知らん人が聞いたらうちのシュニッツァーも会長のアイディングもただのニックネームになるじゃないのよ!!(注)ご存知ない方、当ホームページのコンプリートカーのコーナーを参照下さいませで、そのクルクルさんは確かにクルクルさんなんですが・・・(^0^) 後でわかります!?
さて、いよいよへんな選手紹介も終わりグリッド整列です、ところがここでセカンドポジションの藤原E30M3がなにやらコース上から押し出されています。どうしたことなのか?その後スタッフがオイル処理をしていましたのでオイル漏れがあってコース上から出されたようなんですね、この辺はさすが公認レースの対応です。人員の配置が違うし、藤原さんには気の毒ですけど、安全最優先で素晴しい対応だったと思います。お陰で走る方からすると安心して走れるわけですからね、そしてレッドシグナル点灯です、私はゆっくり出て行くつもりでした。脇CSLもそのはずです。が!!いざランプが消えたと思ったら、クルクルMクーペは横っ飛び、脇CSLもさすがCSLの加速で一直線!?おや!?こりゃまた!!とわたしも一度抜いた右足に力入れて、加速です。1コーナーは流石に怖いんで一番後ろに下がって、様子見ながらです。しかし皆さん気合入ってますよ、ほとんど団子でS字からヘヤピンです。
渋滞気味から少しバラけて、登り100R。いやいや久しぶりの実戦?は楽しいけど怖いです。皆さんの後ろについて、下りジェットコースターを下りて右の登りへ、でもまだ先頭の吉川M3Cが少し抜け出しただけで、後は押すな押すなの大混雑、右から左への切り替えし、クルクル号は前を急いで誰も通らない左コーナーの一番外側のコースを、どうやらアウトから行くらしい??と思った瞬間「あれ、そこ、道ない??と思うけど・・・」なんて考えようとした瞬間、右後輪から土煙が!!とその次の瞬間には、私の目の前を後ろ向きになって横断していきました!?「あららら、そりゃ、やばいでしょ、」もうびっくりです、私の後ろの江崎ポルシェ944もびっくり唖然で、ただただ「あれ〜〜どこ行くのかなぁ〜〜??」と眺めてるだけみたいでしたよ、でも本人はスピンには自信があるみたいで、何事もないようにコース内側いっぱいで前向きでちゃんとスピン終わらせて、こっち見てにっこり!!ゲゲゲッですよ、ようやく我に帰ってエンストしそうな愛車を1速に入れてクルクルさんに手を振って横を通らせていただきました。
そして、前方見たら結構離れてるじゃないですか!!ようし、それじゃどこまで行くかテスト開始だ!!と言うんでまずは脇CSLを追っかけです。流石に360馬力は、ストレート速いです。でもすべてノーマルなんでやっぱりコーナーは少しきつそうです。じわじわとすりより、次の周のストレートで必死にアクセル底まで踏んでスリップストリーム!!このまま抜けなかったらどうしようなんて思ってたら、ようやく1コーナーインを譲っていただいたので、前に生かせていただきました。そしたら吉川M3Cが見え隠れしています。たぶんトップのはずです「エンジン異常なし!!水温も油温も、クラッチも大丈夫そう・・・んじゃ追っかけ開始!!」と7000rpmオーバーまでエンジン回します、この前はこの辺でガクンと異変がおきたんですが、今のとこ大丈夫そうです。調子に乗って追いかけるけど、いまい
ち自分でもわかるくらいテンポが悪い、なかなか追いつかないんですよ、吉川さん最近早くなって逃げまくってますよ、それから2周かけてようやく後ろまで行き、第二ヘヤピンでインを譲ってもらって前に出ました、これでもう誰もいないはず、それじゃあ、そろそろやめようかとバックミラー見たら、「なにぃ〜〜!!」その赤いのはなんだ??
吉川さんじゃなくなんとクルクルした瀬戸Mクーペが要るじゃありませんか!!いったん気合抜いてしまったんでここで気合入れなおそうかどうしようかと思うまもなく、真後ろまで来てしまいましたよ!・もうアタフタです。あららタイヤズルズル、ブレーキポイント違いすぎと戦闘モードにならず。
出来れば休戦協定結びたい気持ちです。「でも予想より速すぎない??」と考えながらその後ろからのプレッシャーに恐れをなして、最終コーナーで白旗出しちゃいました(グシュン(@_@;)なんと15秒台連発で追っかけてたそうです。私はどうも17秒台辺りだったようで、こりゃ勝負にならないとスゴスゴとそのままピットへ、クルクルさんは逆に手を振って勢いよく駈け抜けていきましたです。ハイ!!そしてレースは残り2周、誰も追いかけるものもなく、ただただ独創の独り舞台でゴール!見事初優勝です。2位には「私は追いかけられるとプレッシャーに弱いんで・・・」と言ってた、吉川さんが、そして3番手にはなんとノーマルのくせに(失礼)「頑張らばない」という言葉とは裏腹に脇M3CSLがキッチリ入っていました。
優勝の瀬戸さん、もうF1で勝ったように嬉しそうでしたよ、とにかくクルクルが大好きで??、代名詞にまでなった伝説のマテスでの1コーナー奇跡の2回転や、最終コーナー後ろ向き脱出事件など数々のエピソードを持ち、自称クルクルを名乗り、それでもたゆまぬ努力で40秒から始まったタイムをついに15秒コンスタントにまで進歩させました。マシンも腕に呼応して進歩しているし、こりゃまだまだ早くなりそうですよ、ただクルクルの癖はまだまだ続く見たいで、今回ご本人も「クルクルはもうしばらくそのままにしておきますね」と・・・(^0^)
ご本人から「北海道から飛んで帰ったかいがあった、今度はガチンコ勝負しようよ」と「ようしうけて立とうじゃないの(><)/」と脇さんにお願いしてあります。私しゃ根性ないんで、ヘイ!すみませんです(ー_ー)!!
しかし脇さん「アイディング治ったら…まってろよなぁ〜〜」と言ってたかどうかは??(^^)
今日のユーロは瀬戸さんデイでしたよ、でもこんなワイワイガヤガヤがユーロの楽しいとこなんです。江崎さんは最終コーナーでタイヤが磨耗してコースアウトリタイヤ、松木E46M3も脇M3CSLに引っ張られて自己ベストの25秒台に、藤原さんはもしアクシデントがなければ表彰台固かったのに残念です。次回はポルシェのニューマシンでの参加確定だそうです。今回参加者少なかったですけどやっぱり楽しいです。皆さん次回6月10日はまた楽しいバトル期待しています。しかしクルクルさんの1週目のド派手なクルクルに始まり、伝説の浮谷東次郎並の怒涛の捲くり(競輪じゃないけど)でまさにクルクルデイでした。回りも目をクルクルでしたけど(^^ゞ
最後にクルクルさんの一言!!「何でスピンしたんだろ、タイヤ急に滑りだして、タイヤ温まってなかったのかな?」だそうです。おしまいm(__;m

ユーロCUP表彰順位
優勝 瀬戸 貴司 クルクルMクーペ
2位 吉川 正一 BMW M3C
3位 脇  澄夫 BMW M3CSL

出場車